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2025/07/30

富山の製薬会社「水橋保寿堂」が取り組む未来

#富山 #水橋保寿堂

富山の豊かな自然の恵みと長年培った製薬技術を融合し、現代人の肌トラブルに向き合う「富山日本一の美肌プロジェクト」。私たち水橋保寿堂製薬が新たに展開するこの取り組みは、単なる商品開発にとどまらない、富山の地域資源を活かした持続可能なスキンケアの未来を描いています。創業以来、守り続けてきた「肌にやさしい本物を届ける」という理念と、新たなプロジェクトに込めた思いをご紹介します。

PROFILE

水橋保寿堂製薬株式会社/代表取締役 木下 雄介

「水橋保寿堂」の歴史

水橋保寿堂製薬は昭和23年に富山県で創業し、「置き薬」文化を背景に地域の人々に役立つ薬を届ける使命からスタートしました。「置き薬」とは、薬箱を各家庭に預け、使った分だけ後で代金を支払う富山独自の販売システムです。この信頼関係を基盤とした文化が、私たちのものづくりの原点となっています。

長い歳月をかけて培った製薬技術は、やがて化粧品・スキンケア分野へと広がり、「肌にやさしい製品作り」へと発展していきました。

私たちの強みは、厳選された原料と確かな製法技術にあります。特に天然成分を生かした処方開発では、薬学的知見を基盤に安全性の高い製品を生み出してきました。

現在の製品ラインナップでは多様な肌悩みに対応しており、例えば紫外線防御と肌荒れ防止を両立した「メラプロテクト」シリーズや、沖縄モズクなど100%天然の保湿成分を配合した「もずの魔法シリーズ」があります。こうした製品を通じて、多様化する現代人の肌悩みに応えています。

新プロジェクトについて

私たちが取り組む新たなプロジェクトは、現代人が直面する肌トラブルに対する解決策を提案するというもの。特に紫外線や乾燥、大気汚染といった環境ストレスから肌を守るスキンケアシリーズの開発に力を注いでおり、製品づくりでは富山の自然と調和し、地域資源を生かすことを大切にしています。

プロジェクトが生まれた背景には「肌トラブルが増加する現代社会」への危機感があります。化粧品市場では「安価で高機能、手軽」な商品が数多く出回る中、私たちは「長く使えて安心」な本物のケア製品を提供し続けたい。富山の豊かな自然の恵みと製薬技術を融合させ、真に価値ある製品を届けたいという思いから「富山日本一の美肌プロジェクト」が誕生しました。

本プロジェクトを通じて、私たちはただ製品を提供するだけでなく、現代を生きる皆さまの肌と向き合い、本当の意味での「健やかさ」をサポートしていきたいと考えています。

富山の土地のめぐみを生かして

富山は三方を山に囲まれ、一方は日本海に面した独特の地形を持つ土地です。この地形が育む澄んだ水と豊かな土壌は、古くから上質な農作物の栽培を可能にしてきました。また、富山湾の海洋深層水には豊富なミネラルが含まれ、肌ケアに理想的な成分として注目を集めています。

本プロジェクトでは、富山県のブランド米「富富富」から抽出される米ぬかや海洋深層水など、地元ならではの天然資源を積極的に活用しています。これらは肌本来の健やかさを引き出す成分として製品に取り入れられており、地元の生産者や企業との協力のもと、素材の持つ可能性を最大限に引き出す製品づくりに取り組んでいるところです。